◆ 2025年度前期 担当講義とその思い(古川 英光)


◆ 2025年度前期 担当講義とその思い(古川 英光)

新しい知識や技術に出会い、「あ、面白いかも」と思えた瞬間が、学びのエンジンになる。私はそう信じています。だから、毎年すべての講義に「今年ならではの新しい仕掛け」を加え、私自身が新鮮さを持って学生に情報を出すことで、学生たちの好奇心に火をつける授業づくりを心がけています。2025年前期も、学生自身が「自ら問いを立て、仲間と挑戦し、未来を構想する」ような講義を目指してきました。その中身を、6つの講義ごとにご紹介します。

1. 基礎数学(システム創成工学科・1年生 補習授業)

数学の“使いこなし”を目指す、学びのウォームアップ
高校数学の基礎を土台に、大学での学びへ橋を架ける補習講義。反転学習スタイルで、動画を見て理解 → 自分で問題を作るという循環を通じて、ただ解くだけでなく「考える」「伝える」力を育てます。数学が“武器”になる最初のステージです。

2. 基礎熱力学および演習(システム創成工学科・2年生)

水素社会を通して“エネルギー”を感じる熱力学
今年のテーマは“水素社会”。エネルギーの流れや保存則を社会課題とリンクさせ、理論を現実に接続して学びます。「学んだことを仲間に教える」ことで、理解が深まり、視点が広がる――そんな体験型の学びを展開しています。

3. 価値創成の基礎(システム創成工学科・3年生)

未来の医療を、ビジネスとして構想せよ
今年は“再生医療ビジネスのパイプライン設計”に挑戦。イノベーションの種を見つけ、価値構造を分析し、社会に届ける流れを、架空の企業立ち上げのつもりでリアルにデザインしていきます。知識と現実の間を橋渡しする、実践型の価値創成講義です。

4. テクニカル・イングリッシュ(機械システム工学科・3年生)

AIと共に、世界を読む・つかむ・伝える
AI翻訳・検索・要約ツールを使いこなしながら、英語での情報収集力・発信力を鍛えるゼミ形式の授業。修士TAのサポートのもと、「英語×技術×AI」のハイブリッド学習環境で、世界の知を味方につける力を育てています。

5. 航空宇宙工学(機械システム工学科・3年生・後半7回担当)

宇宙で暮らすとは? “食”から想像する未来の生活
保存食だけでなく、「育てる・調理する・一緒に食べる」を宇宙空間で実現できるか? そんな問いを出発点に、学生たちと一緒に未来の宇宙食ライフの実験計画や提案書をつくっています。宇宙を“住まい”として考える視点を育む挑戦的な講義です。

6. グローバル機械システム工学特論Ⅰ(機械システム工学専攻・修士1年・1回担当)

食の未来をデザインする:Digital Gastronomy × 4D Materials
世界のフードテックと先端材料技術が融合する、最前線の未来学。“食”が単なる栄養ではなく、「情報」「体験」「社会との接点」として進化していく中で、あなたならどんな未来の食卓を描くか? グローバルな視点で問い直すセッションです。

講師の思いがたまに空回りしているかもしれません(笑)。今年も全力でがんばっています!